書籍

同一タイトルの紙版と Kindle 版の内容にはしばしば差がある

Kindle 版を買ったこの本、紙版が2部構成で約 900 ページの大部なのに対し、Kindle 版ではそのうちの第1部しか収録されておらず、おそらく紙版でいうと 450 ページに及ぶ第2部の内容がまるまる割愛されていることに、買ってから気付いた。そのことを Amaz…

国会図書館での閲覧・ハイライト

・『星から来たスパイ』リューテナンX著、磯村淳訳、御厨さと美画(1977 小学館) 先頃原作を読んだ名探偵ランジェロシリーズ "Langelot et le Satellite" の邦訳。ただ仏語版と日本語版では巻の順序が入れ替わったり題名が直訳でなかったりするので、表紙…

『炭水化物が人類を滅ぼす』夏井睦(2013 光文社新書) ★★★★★

読了。挑発的な題名に最初は若干の反感を抱いたが、世間の常識を疑ってかかる反骨精神、あらゆる現象に「なぜ?」と疑問を持ち、医学・動物学・植物学・化学・地球史・地質学・歴史学( ← すべて僕は苦手だった…)など多くの学問ジャンルを自由に飛び回る考…

作文技術

■ 書籍『理科系の作文技術』木下是雄(1981 中公新書)★★★★★ 現在も版を重ねる古典的名著。 とにかく伝わり易い文章を、という方針に基づいた作文技術の具体的ノウハウ。自分も仕事の文章やこういうブログのエントリを書く際に、どう書けば伝わりやすいかと…

あかるい科学者

■ 書籍『理系のための人生設計ガイド』坪田一男(2008 講談社ブルーバックス)★★★★★ 最近、知り合いの研究者と会って話していると、どうも暗い話題に終始してしまいがちだ。不景気、事業仕分け、業績評価、研究機関の方針、上司との関係などなど、閉塞的な状…

反面教師

■ 書籍『大河ドラマ入門』小谷野敦(2010 光文社新書)★☆☆☆☆ タイトルで衝動買いして読み、「ハズレをつかまされた!」というやり場のない怒りに囚われた。そして珍しく★1つの作品について此処に書く気になった。 私が抱いた本書の感想は ・著者が自分の好…