ターゲット回転系

 昨年9月に日本の業者から溶接を断られて以来中断していた装置、最近周囲からせっつかれているので重い腰を上げて再び取り組んでいる。今日のリーダーと共同研究先工作職員との話し合いで、いろいろ議論の末に基本方針の修正がなされる。
 1. 溶接工程を一切なくす(職場の工場では真空中に入れられるレベルの溶接の技術がないということで)
 2. 板材のみならずバルク材も使う
 3. バルク材はなるべくステンレスでなくアルミニウムで(軽量化と工作の便のため。重さが同じならステンレス鋼よりアルミのほうが強靭とのこと)
というもの。既に作ってもらった部品のいくつかが無駄になってしまうし、最初は抵抗を感じた。しかし次第にこれらを受け入れたらすべての困難が解決しそうに思えてきて、今は迷いから抜け出せて良かったと思う。もっと早くこういう話し合いを持つべきだった。