台北 (3) ー 鬍鬚張魯肉飯 ー

 石川県に住んでいた頃、近所にあった『鬍鬚張魯肉飯(ひげちょうるうろうはん)』が好きで、よく休日の昼にブラッと行って食べていたのだ。魯肉飯というものはそれまで知らなかったけど、豚のほほ肉などを細かく刻んでトロトロに甘辛く煮込んでご飯にかけたもの。たいてい青菜炒めとスープと一緒にいただく。台湾の典型的な屋台料理とのこと。鬍鬚張も台湾で人気のチェーン店で、日本では東京に次いで石川でオープンしたというので驚いた。現在は東京からは撤退してしまったが、石川県の店舗は今も営業中のようですよ。
 台湾に行ったら絶対本場のを食べたいと思っていたので、真っ先に行ってみた。


(2012. 8. 26)
 石川の店舗よりも庶民的な食堂の雰囲気がある。吉野家に近い立ち位置だろうか。


 味も、良くも悪くも期待通り。昔食べていた味で、懐かしさは感じる。
 メニューは石川の店よりも豊富のようだ。とくにスープの種類が多い。薬効のある食材なども使われていて身体に良さそう。もし近くに住んでいたらやはり頻繁に通いたくなるだろう。

 帰途、花園空港で乗り換え待ち中にも、空港内のフードコート(鬍鬚張ではない)で魯肉麺・青菜・スープの三点セットを食した。台湾の定番だね。また食べに行こう。こんどは町の屋台へ。