仕事状況(愚痴含む)

ポスドク募集
 自分が主宰するプロジェクトBでポスドクを1名雇うことになっている。本当は自分1人で働くのが好きだけれど、雇う旨を提案書に明記してしまっているので避けられない。人を雇うなんて生まれて初めて。僕のような者がそんな大それた事を…と緊張しつつ、広告の文面を(他の広告を参考にしつつ)かなり推敲して、研究者求人情報サイトに送った。今まであまり知らなかったがこの手のサイトはけっこう数多くあって、広告をタダで出せるところとカネを取るところがある。今回はタダの所を2箇所使う。同時に自分の職場の公式サイトにも告知を出してもらった。広告が出たその日から応募が届いてびっくりした。中に、かつて学会会場で見たポスターの発表者がいて、縁を感じた(その人を採用すると決めた訳ではない)。まだ選考中なので決まったらまた書こう。

・ヒーター
 年末に納品された基板ヒーターを製膜系に組み込もうとしたら、基板取り付け板のネジ穴に指定のネジが入らない。図面通りに作られていないのだ。問答の末、まず現物を確認してもらおうとメーカーに送り返したのが3月23日。休暇が入ったり担当者が病気になったりでなかなか状況が進まず、昨日何度目かに問い合わせて返って来た応答は「荷物が当社に届いたことは確認できているが、肝心の荷物そのものがどうしても見つからない。社内の誰かが間違ってゴミ箱に捨てたとしか考えられない。こんなことは当社始まって以来だ。申し訳ない。できるだけ早く代わりの製品を作る」。うわーと声を上げた。まあ想定内ではあるが想定内で最悪の事態と言える。ちなみにドイツの会社。ラテン系の国と違いドイツは仕事が確かだと思っていたけど、イメージダウンしてしまった。でも荷物が自分側に届いたことを正直に申告してくれたのは誠実だとも思う。「届いてませんよ」とすっとぼけられたら終わりだもんな。(追記:その後、社内で荷物が見つかった旨連絡あり。2012.5.8)

・論文投稿
 3月19日に「査読中」になってから6週間近く、いまだに状況はそのまま。2週間以内に返すべき査読レポートを査読者がまだ返していないということだ。そういえば、5年前に同じ論文誌に投稿したとき、最初の査読者がいくら経っても応答せず、やがて別の人に交代したのを経験した(この雑誌は「査読中」や「査読者探し中」といった状況がウェブ上でチェックできるのでその点は有難い)。当時の日記を見返してみると、最初に「査読中」になってから「査読者探し中」に変わるまで7週間。2週間目の締切を過ぎても、さらに5週間も編集が査読レポートを待ってくれるとはちょっと驚きだ。今回もそうだとすると、査読者交代は5月7日頃かな(←交代前提)。なお1年前にも別雑誌で長らく待たされる目に遭ったが、これも当時のメールを振り返ると、投稿後 12 週目の時点で編集から「既に査読者を3回交代させている」と伝えられていた。意外にも昨年の雑誌のほうが頻繁に査読者を交代させていたことになる。それにしても引き受けておいて査読をバックレる査読者には、いくら抗議しても飽き足らない。現在のボランティア査読システムが今や有効に機能していないという本質的問題でもあるけど。