プレゼンソフト(つづき)

 Keynote について調べている過程で、それと別の Prezi というプレゼンソフトについて知り、その機能に驚愕した。従来の PowerPointKeynote もだけど)プレゼンはスライドを1枚1枚切り替えるが、Prezi は1枚の面積無制限のキャンバスに自由にオブジェクトを配置して、プレゼンの間の視点は自由にそれらの間を移ったり、さらに寄ったり引いたりできる。鳥が空を高く低く飛び回りながら地上を見ている感じ。「ズーミング・プレゼンテーション」と呼ぶらしい。
 今まで、1つの大きなストーリーを紙芝居のように細切れにして示さねばならないことに苛立ちを感じることも多く、こういうツールがあればいいなあと感じていた。その願いが現実となって興奮している。プレゼンの歴史における革命。言わば今までの PPT プレゼンは写真スライドや OHP の枠をほとんど出ていなかった。コンピュータの利点を活かしたプレゼン方式が初めて誕生したと言えるのではないか。

 早速サインアップして使い始めた(学校関係ユーザーはオンライン編集と非公開ファイル作製は無料でできる)。今はカバーされていない機能も多いけれども、将来、プレゼンの大半はこのタイプになるのではないかとすら思える。僕も早く学会発表で使って聴衆の目を引きたい。それまでは正直あまり有名にならないでほしい。

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 Prezi があればもう Keynote は無くてもいいんじゃないか? と一瞬思ったりもしたけれど、やはり一長一短があるので、昨日決めたとおりこちらも入手した。App Store でダウンロード購入。Keynote 単体で 2300 円(自分の Mac アカウントは日本の App Store でしか買えないらしい)。昨今は PowerPoint for Mac 2011 というものも出ていて機能は Keynote よりこちらのほうが上という人もいるが、値段は Keynote のほうが断然安い。使った感想はまたおいおい記そう。