昨日、スーパーで売っているヨーロッパ人向けの米(長米種)を買って、箱に書いてある標準的なやり方で調理してみた。多めのお湯で 12 分程度煮て、最後にお湯を切る。研いだり浸け置いたり蒸らしたりは一切なし(1回蒸してあるので調理は短時間で OK らしい)。仕上がりはパラパラしているけれども、カレーライスに使ったので全然問題なし。
 これは炊くというより煮ていると言ったほうが近い。しかし「炊く」と「煮る」の違いは何だろうか。東の人間なので「大根を炊く」などとは言ったことがない。あるページで、最後に水分が多く残るのが「煮る」、ほとんど残らないのが「炊く」だ(関西言葉の「炊く」はこの限りではない)と説明してあり、なるほどと思う。通常、飯盒でも炊飯器でも、ご飯を炊く時は「はじめチョロチョロなかパッパ」云々という複雑なテクニックを駆使するから、そういう複雑さも含めて「炊く」かと思っていた。