国際電話をかける

 午前3時に職場から国際電話をかける。

 月末に行く米国のホテルを予約するFAXをずいぶん前に出したのだが、いくら待っても受理通知が来ない。念のためEメールと郵便でも送った。それでも音沙汰がない。学会事務局からは「ホテルから確認番号が通知されるはず。もし来なければ直接ホテルに電話して確認して下さい」とのメールが来る。こう明言されるとさすがに不安になり、嫌々ながら米国に電話をかけることにした。

 慣れていないので国際電話のかけ方もよく知らない。ネットで現在の一般的なかけ方(頭に001−010をつける等)を確認しつつ、自分のデスクの電話器からかけてみる。
→ プープー音が鳴るだけで、どこにもつながらない。電話器が国際通話に対応していないらしい。
→ 学内に設置された、国際通話対応の公衆電話からかける。
→ 「おかけになった番号は‥」のアナウンス(英語)が返ってくる。
→ ホテルのHPで再度番号をチェック。
→ なんと、学会事務局からのメールに記載された電話番号が間違っていたことが判明。
→ 正しい番号にかける。
→ ホテルにつながるも、テレホンカードが途中で切れてしまった。
→ 電話器の所に案内が貼ってあった‘クレジットカード通話’とかいうのを試してみる。
→ ホテルにつながる。
→ 恐れていたとおり、相手の話す英語が半分くらいしか理解できない。
→ とにかくひたすら「確認番号を教えろ」と連呼した結果、予約が既になされていることがわかり、確認番号を教えてもらうことに成功。やったよお〜〜(脱力)

 電話で英会話するのは会って話すのの10倍難しい。ボディランゲージも筆談も使えないのだから。自分のような英会話レベルの人間は、スマートにやりとりしようとせず、会話が噛み合わなくてもカッコ悪くても、目的を達成することを優先させねばならないのだと知る。そもそもホテルが最初から予約受理をメールで通知してくれれば済んだのだが、まあおかげでいい経験をさせてもらった。試練を与えていただきありがとうございます>ホテル