日常 (3/16 - 31)

3/16 (木) 快晴、3〜22℃、この温度差!!
 化学科の同僚Dと討論。昨日渡した試料をDが評価してくれていて、予想外に良いものだったとわかる。午後、装置利用者ミーティングのため KKS へ。職場に戻るも大した仕事はせず。

3/17 (金) 曇 → 快晴、6〜13℃、昨日とはうってかわって冷え込む
 本日も化学科の同僚Dと討論。今まで何が為され、何が為されなかったかを明らかにするため。彼が振っていなかったパラメタが1つだけあり、それが良い結果が得られなかった理由だとほぼ確信した。ここ数日、毎日顔を合わせて話をしているうちに活路が見出せそうな前向きな気持ちに。長い間彼と討論をせずにいたのは失敗だった。
 光学顕微鏡観察。長さの較正が約3倍間違っていることに気付く。今までこの状態で皆、使っていたのか?

 森友:今日は菅野氏の家に報道各社が集合して、籠池氏の娘に電話取材し、その模様をツイキャスでネットに流すということをやっていた。番長のような態度で各社の質問の順番を仕切る菅野氏。籠池氏に続いてメディアも取り込んでしまった、すげえ。インタビューの中でまたもや、官邸の説明と相反する証言が飛び出す。毎日が驚きの連続だ。本件に関しては政権も官庁も大阪府も、集中打を浴びてフラフラになりながらかろうじて立っている感じだな。
 加えて、原発事故の責任が国と東電にあるとの判決が前橋地裁であった。津波の到来は予見できたし、実際に予見していた、にもかかわらず事故防止策を講じなかったのは怠慢だったと。多くの国民の感覚に近い判断がようやく司法の場で下された。政権にはさらなる打撃だな。

3/18 (土) 曇、6〜14℃
 仕事はせず。夕方買物に出る。Fnac で MacBook Air 用の Eithernet - USB コネクタと BD 2冊買い、アジア食材店で米など買い、Auchan で日常の食材を買う。Auchan のイタリア物産展で赤のスパークリングワインを見かけたので買って飲んでみた(人生初)。違和感はない。なぜスパークリングワインといえば白が一般的で赤は稀なのか、今更ながら不思議。

3/19 (日) 曇、10〜14℃
 仕事するはずが結局せず。スライドチェックしたり掃除したりネットしたり打ち込みしたり。
 森友問題だけでなく世間の大きな問題はひととおり概要を知っておかないと、と思い、まずは今更ながらシリア空爆をめぐるそれぞれの国の立場を調べる。ツイッターの検索機能が手っ取り早い。国内の独裁政権民主化勢力の争いに、それぞれ大国が介入している構図。一旦始めたらどちらかが壊滅するまで終われないのが戦争というものの性質だな、とつくづく感じる。各支援国の(建前でない)本当の介入の理由も追究すべきだ。

3/20 (月) 曇/晴、9〜14℃、やけに冷える
 レポート書き(途中)。
 ビームマンガ実況(第6回)の日だったが、日本の祝日にやってくれるとこちらは仕事中で生では見られないのだった。いま追いかけ再生しているところ。

3/21 (火) 曇/雨、7〜11℃
 昨日はなんとなく昼を抜き、夜もおかず無しの卵・ラー油掛けご飯で済ませたら、覿面(てきめん)に1日で 1.2 kg 減った。さすがに少し恐ろしくなってちゃんと食べようと思った。関係あるかどうかわからないが睡眠も不規則。
 レポート書き(続き)。午前で英語下書き完了、午後いっぱい仏訳。2ページだけだが時間がかかって仕方がない。こういうときは自分の仏語力の貧弱さが恥ずかしい。

3/22 (水) 晴→雨、3〜10℃
 日本の共同研究先からの書類原稿に加筆修正。昨日のレポート、研究室の学生に仏語作文の添削を頼んで完成、提出。その後また同僚Dと打ち合わせ。期待した結果が出なかったとのことで、次の戦略をどうするか悩み、ようやく真面目に過去の一連の試料を振り返る。わかったことは、自分は1年前にこの作業をするべきだったということ。時間を無駄にしたようだ。反省しなければ。試料熱処理1回。KKS に移動して測定しようとしたが、装置が他の人に使われていることがわかって断念。

3/23 (木) 曇
 日本の共同研究先と Skype。午後、同僚Dとラマン測定。前向きになれる結果も得て、いくつか方針が確定した。昨日僕が感じたのと同じことをDも感じたという。「もっと話をするべきだった」と。
 3週間ぶりに論文Bの改訂を進める。前の査読者コメントにできるだけ答えはするが、別雑誌に出すので、レスポンスレターを作る必要はない。楽だ。

3/24 (金) 雨→曇時々晴、3〜13℃
 論文Bを再投稿する先を探す。過去に共著で論文を出した雑誌が、今まで調べなかったけど意外に高い IF を持っていたので少しびっくりした。改訂一応終了。夕方 KKS に移動してプチ製膜。そこで夕食して職場に戻って、熱処理とか今後2ヶ月の研究計画とか。新しいことを始める余地はあまりないことを認識。

3/25 (土) 晴 7〜17℃
 午後から職場へ。火曜日の実験用の試料作り。職場近くのスーパーで買物して帰り、出直してパスタ屋で夕食。

3/26 (日) 快晴、5〜18℃
 論文Cの改稿。難しい。良い天気だったが結局外出せず。

3/27 (月) 曇、5〜21℃
 試料作り続き。午後、日本の共同研究先と Skype(1時間 40 分)。Skype の画面共有機能を試したけれどもうまく送れなかった。論文C改稿。

3/28 (火) 快晴、6〜20℃
 朝から電車で Blois に赴き、午後まで昼食をはさんで計5時間ほど、同僚Mの実験室で実験。昨年夏からの懸案で、いいかげんに結果を出すべき時期に来ている。装置の状況を見ながら二人であーでもないこーでもないと話し合い、なんとかうまくいきそうな方向が見えた。安堵した。くたくただけど気持ちいい疲れだ(by のび太)。17 時頃に Tours に帰着。出勤はせず家でデスクワークすることにして帰宅。

3/29 (水) 快晴、3〜22℃
 主に論文C改稿(図の作成含む)。一応完成。
 携帯に1年分チャージ。最寄りのタバコ屋で聞いたら「1年の選択肢はない」と言われたが、別のタバコ屋では普通に買えた。ただ滅多に買う人がいないらしく少し驚かれた。

3/30 (木) 快晴、5〜25℃、暑い暑い
 日本の共同研究者からの問い合わせに対応。論文Cを印刷紙面でチェックして微修正した後、共著者に送信。次いで寝かせておいた論文Bを新たな雑誌に再投稿。出版社側で自動作成される統合 PDF の上で図の表示に不具合が現れ、試行錯誤の末3回目くらいでようやく正常な PDF が完成した。2件の投稿が一段落ついてほっと一息。次の投稿(論文E)用に先日取った XRD データを見直したら、変な場所を見ていたことがわかり、急遽 KKS へ移動して XRD 再測定を走らせる。不慣れな物質なので勝手がわからず。これも試行錯誤だ。夕食して、駅に寄って土曜の切符を入手して帰る。

3/31 (金) 曇一時雨、12〜19℃
 KKS で XRD 測定を終了。悩んだ末に謎は解明した。職場へ移動。昨年8月に少し使った装置を久々に触り、何ができるか調べる。明日使う道具を持って帰宅。