Paris (5/19 - 5/21)

5/19 (木) 曇/雨、10〜18℃、寒い
 旅支度して朝の電車でパリへ。宿に荷物を置いて、Univ. Pierre et Marie Curie で開かれる日仏ワークショップ(1日目)を聴講。この全3日間のワークショップはフランスの研究所で働いている若手日本人研究者N氏が中心となって開催し、講演者も日本側とフランス側がほぼ同数含まれている。N氏には昨年秋に WOE で声をかけてもらった縁で仲間に入れてもらい、今日の内容もうちらの興味に近いので参加を決めた(ただし僕は発表はせず聴くだけ)。それにしても若くして日仏双方にネットワークを培ってこんな企画を実行できる手腕は大したものだ。日本からの参加者はみんなこのためだけに来仏したのだという。人徳だなあと感じ入った。N氏と同じ研究所にいるノーベル賞受賞者の Albert Fert 氏が会場にふらりと現れて僕の隣の席に座るなど。夜は、昨年の WOE でも行ったパリの La Coupole で夕食会。

5/20 (金) 晴
 ワークショップ2日目。今日の会場はN氏の職場である Orsay の CNRS Thales 研究所。パリから電車で 30 分ほど南下してバスに乗り換えて行く。建物は新しく、洗練されているが、企業(それも軍事産業)が運営しているだけにセキュリティが厳しい。参加者は前もってパスポートのスキャン画像を提出し、当日もパスポートを預けさせられる。地図を見たら、5年前に行ったフジタの家とそう遠くない場所だとわかった。研究所の見学ツアーに参加し、立派な PLD 装置の写真を撮りまくる。
 夜はパリに戻って日本人関係者ら十余名でコリアン料理店で夕食、その後N氏の住居に皆で押し掛けて2次会。酒も入ったざっくばらんな席で、グループのもう1人の中心人物Y氏とN氏が、ワークショップ開催にこぎつけるまでの裏話を振り返る。漫才のような話しぶりに笑いつつ、タイプの違う2人が、1人はフランス、1人は日本にいながら、互いに助け合って難題に取り組む物語に胸が熱くなった。濃い時間だった。知り合いも増えて、来た甲斐があった。

5/21 (土)
 ワークショップ3日目は欠席して、CDG 空港へ。中国東方航空機に搭乗。

観た映画
星の王子さまと私』
『あん』
『岸辺の旅』