Workshop on Oxide Electronics (WOE22, 10/7 - 10/9, Paris)

10/7 (水) 晴
 同僚3名と朝7時半の TGV でパリへ。モンパルナス駅から徒歩で会場のコレージュ・ド・フランスまで移動。リュクサンブール公園の中を突っ切る。
 WOE 1日目。昼食は仏研究者十数名で町のカフェレストランにて。夕方から学会のワイン+チーズパーティ。大学の一室が会場だったが案内がわかりにくし。
 メトロで宿に移動してチェックイン。時刻が遅かったせいか、明らかに増築したと思われる最上階の屋根裏部屋を割り当てられる。華美な装飾品まったくなし。でも清潔で静か。

10/8 (木) 快晴
 WOE 2日目。昼食は同僚ら+1名と小さなレバノン料理屋で。美味だった。トゥールにもレバノン料理屋があるけど入ったことがない。同じくらい美味しいなら一度行ってみようと思った。午後にポスター(2件)発表。
 夕食はモンパルナスの著名なレストラン『La Coupole』でカンファレンスディナー。店のウェブサイトを見ると古今のあらゆるセレブの御用達のようだ。が料理はそれほどでもなかった(同僚B談)。事あるごとに笑いを取ろうとするウェイターの芸人ぶりにいささか閉口。

10/9 (金) 晴、8〜16℃
 WOE 3日目。13 時頃閉会。15 時まで自由行動で、一人オペラ界隈へ。『浪速YA』でカツ丼定食。ジュンク堂に寄って、少し店内を見て一連の日本語フリーペーパーをいただく。TGV で 16 時半頃トゥール着。帰って一休みして Petite Arche に買い物。

 ◇ ◇ ◇

 例年、WOE は観光地で開催されることが多いが、今回は珍しく首都のド真ん中。まあパリは立派な観光地でもあるからな。地元フランスでの開催ということで張り切って参加した。心の片隅には「この国で仕事している自分を海を越えて来る同胞たちに見てもらいたい」気持ちがあったけど、蓋を開けたら日本人参加者はいつもより少なかった。でもポスターを見に来てくれた人には、初めて言葉を交わす若手日本人研究者も何名かいて、有意義な交流ができた。外国人も見てくれた。
 今回は諸事情により2件のポスターを出し、幸い2枚の貼り位置は目と鼻の先だったので両者の間を頻繁に行き来して説明。自分にとってメインのテーマ (V2O3) よりも、ついでに出したほう (Functionally Gradient Materials) がお客の食いつきが良かったのが面白い。聴衆があれやこれや意見を出しやすい点で、FGM はポスター向きのテーマだったとは思う。

 Prezi を使って口頭講演した人がいた。生で初めて見た。PowerPoint か何かで作ったスライドを Prezi の画面に貼付けていたようだ。やはり疾走感があって瞠目させられるね。