『ワカコ酒』新久千映(2011 - 、徳間書店)

 今日知った。既にドラマ化・アニメ化されていて、女版『孤独のグルメ』という評判らしい。読んだ範囲では主人公のグルメぶりはソツが無く洗練されているが、吹き出し台詞がほぼ皆無なことに気付く。彼女は周囲との会話を避けて自分の世界を作っているようだ。ちょっと玖保キリコの絵を思わせる主人公の表情もそんな印象を助長しているかも。ともあれ手頃な酒・つまみでいかに幸福な呑みタイムを楽しめるかは確かに大事であるな。