(水) 一時雷雨、12〜22℃

 僕が依頼した金属板の折り曲げ工程に対して、工作職員JPが精度良くはできないと悲鳴を上げている、と人づてに聞いた。不思議なことに当職場にも共同研究先にもプレス式の折り曲げ機が無い。「曲げ機」はあるが、これではシャープな角をつけて折ることができない。それを踏まえて今回は 1 mm 厚の板の曲げに対して 0.5 mm の誤差を許容した設計にしたのだけど、それでもだめだったか。ということで曲げるのは僕が自分でやることにする。そのかわり将来プレス折り曲げ機の導入を検討しようとJPに提案。
 ターゲットを作ってもらっている化学系職員Sに状況確認し、今後の相談。まだ先は長い。
 お買い物計画。

 折り曲げ機が無いことの不満を口にしたら、同僚が「我々にはオリガミの発想がないのかも」と半分冗談で答えた。(たぶん大学の研究所の附属工場に無いというだけで、自動車鈑金工場など、あるところにはあると思うけど)
 別件で、アルミの電子回路ケースの市販品を探すにあたり、日本で普通に見かける”厚さ 1 mm のアルミ板を折り曲げて作った箱”が、ここでは見つからないことを再認識。仏でアルミ電子回路ケースというともっぱらダイキャスト製らしい。やはりオリガミ文化の有無と関係があるのだろうか!