(金) 曇/晴、11〜21℃

 聖母被昇天祭という祝祭日、だが職場へは行く。測定の続き。最後の試料なので少し念入りに。結果、やっぱり温度が信用ならんということがわかった。ともあれ一段落ついたので片付ける。

 よく評論家や科学ライターが「知りたいのは STAP 細胞があるかどうかだ」と訴えている。これは素直に解釈すれば「未来永劫、STAP 細胞が見つかることはあり得ないのかどうか」という問いに取れる。しかしそれに対する答えは1年やそこらの再現実験では得られない。ただ「小保方氏が本当に STAP 細胞を作ったのかどうか」という問いは今回の再現実験で決着がつく。というか、つけなければいけない。もしこの期間に再現しなかったら、小保方氏側はどんな処遇を受けようと文句を言わない、という約束になっているはずだ。そうでなければ再現実験期間を設けた意味がない。
 STAP を UFO やネッシーに例えるのは適切だ。ネッシーを見たという娘さんの証言はウソだったようだ。それでもネッシーはいないという証明にはならない。「絶対にいるはずだ」と信じて一人黙々とネッシーを追い続ける探険家がいてもいい。ただし、その人に給料や探険費用を払う機関がいるかどうかは別問題。