(土) 曇、7〜15℃?

 論文読み少々。Petite Arche に買い物。夕食後は DVD も観ずに寝てしまった。

 STAP 細胞:小保方氏の博士論文にも剽窃と捏造が指摘され、本人のモラルと、学位を与えた博士論文審査員、ユニットリーダーに採用した現職場の見識が問われている状況。
 大きな目で見れば、間違いや不正を含む論文はある割合でどうしても世に出てしまう。しかし人の目に触れることでそれらはある割合で淘汰される。それは科学が進むための自浄作用と言える。森口氏の時もそうだった。あの時も今回も、発表されてから間違いが発覚するまでの時間は比較的早かったと言っていい。ただ彼の時は組織のバックアップもなくほとんど個人的な発表だったこともあり、1〜2社の新聞が騙されただけで済んだ。今回は理研が全力で宣伝したものだからマスコミ総出で持ち上げてしまった。
 この 30 歳の女性がすべて一人で企んだことか? 周囲の共同研究者が彼女を利用したのか? 疑問はまだ多いが、現状では早大の出身研究室、ハーバード大の指導教授、理研の共同研究者のそれぞれに科学者に相応しくない振舞いがあったように見受けられる。もしかするとそんな周囲の者たちの権威を地におとしめるための自爆テロだったりして。