12 月の記録

 12/31 (月):晴 昼から母と秩父へ1泊の旅。現地でレンタカーを借りて行動するはすが、秩父まで来て自分の免許証を自宅に忘れた事に気付く大チョンボ!迷った末、母に先に旅館へ行ってもらい、私は往復4時間かけて家へ取りに戻る。一日何も出来なかったし、旅館もあまり快適でなかったしorz
 12/30 (日):曇→雨強し 年賀状宛名書き、本局に赴いて投函。肩の荷が1/3ほど降りた。土砂降りの中マツキヨで買い物。夜、部屋整理。段ボール箱に手当たり次第に物を放り込んでスペースを作る。途中ショッキングな光景にも遭遇しつつ…
 12/29 (土):晴 片付け少々。午後、父の墓参に母と。帰りに練馬で蕎麦。西友で部屋整理用品を物色するも目的に敵った物なし。夜、タリン在住の妹一家とスカイプ(初)。通信を始めたとたんに実家のPCにトラブル発生、急遽自分のMacBookで再接続。
 12/28 (金):曇→小雨 家の片付け。午後、母と練馬界隈でいくつか用事。地下鉄とバスで光が丘『銚子丸』へ赴き夕食。夜、年賀状印刷。/働けど働けどなお懸案の家事一向に進まざり。
 12/27 (木):共同研究先の大学を訪問し打ち合わせ。これにて本年、他の人とする研究仕事は終了。新宿『新高揚』で一人打ち上げ。明日から家事モードになる。
 12/26 (水):市ヶ谷[日本学生支援機構(奨学金返還の相談。予想より少額で済むことを知り嬉しい)]→神保町[ボンディ(カレー)→古書店街]→秋葉原[電気街→先輩K氏と飲み]。
 12/25 (火):国会図書館。仕事用文献調査と懐古趣味とで閉館時間まで居座る。/『ママゴト(3)』『仕事は楽しいかね?』読了。/時差ボケつれぇな…
 12/24 (月):ジュンク堂東急ハンズヤマダ電機
 12/23 (日):機内映画は『わんわん物語 Lady and the Tramp』(1955 米)1本だけ観る。夜、成田着。フライト中1回も席を立たなかったのは初かな。母が出迎え。実家着。
 12/22 (土):洗濯。Petite Arche にて買い物。旅支度して夕方、TGV + RER B にて CDG へ。エールフランス機に搭乗。
 12/21 (金):雨→晴、7〜11℃ 電気作業講習会最終日。午前中は試験勉強に費やし、午後、他の受講者が装置を前に実習している横で僕一人だけ PC に向かって再々試を受ける。なんと昨日と同じ問題が出た。が、この問題は持ち帰って復習したりしていないので自信はあまりない。結果はかろうじて合格。よかった、世界は終わらなかったのだ。/今年の仏での仕事納め。夕食はいつものパスタ屋でワインと共に。

 12/20 (木):雨、8〜12℃ 論文B書き。昼から職場のXマスパーティ、少しだけ顔を出す。その後電気作業講習会3日目。昨日のテストが採点されて返された。全員が不合格とのことで、その場で再試を受けさせられた。聞いてれば少しは勉強したのに。結果、僕以外全員合格、僕は明日再々試を受けることに。屈辱だ。でも今夜一晩かけてテキストと昨日の答案を復習する時間が与えられているし、明日落ちたら言い訳できない。昨日燃え尽きたはずだがまた気力を振り絞らねば。明後日飛行機に乗るとか信じられない。
 12/19 (水):小雨、3〜8℃ 電気作業講習会2日目。午後の後半に試験。試合に臨むボクサーのように心臓がドキドキした。問題は講義をちゃんと聞いていれば普通に合格する(たぶん)レベル。だが僕は仏語がほとんど聴き取れないので、自分だけ落ちるのではないかという別の不安が。試験は時間無制限、電子辞書の使用も許されたので、最後まで部屋に残ったけど頑張った。燃え尽きたぜ…。今回ダメでも再挑戦の機会はもらえるらしいのが救い。
 12/18 (火):晴/曇 職場の向いのビルで電気作業講習会1日目。すべて仏語で難儀だ。明日の午後にテストがあり、それまでに今日渡された2冊のテキストを読んでおけという。新しい法律によりテストに合格しないと KKS の電気装置を使う資格が得られない。仏人同僚らさえ戦々恐々としているのに自分が受かる確率がどれほどあるのか。まあ頑張るしかない。テキストをもっと早く渡してくれても…と思ったり、日本で何度も挑戦してようやく通った高圧ガス取扱資格者試験と同じ状況だなと思ったり。/同僚Mの HDR 審査があり終了パーティに少し顔を出す。
 12/17 (月):晴→曇一時小雨、7〜11℃ 午前中は論文D用解析少々してまた共同研究先にメール。論文B書き。まだ完成に至らず。解析の問題は私がソフトの使い方を知らなかった為だと判明して解決。/製膜部屋の冷却装置が過熱しており急遽停止させた。水がほとんど無くなっていた。週末の間に異変が起きたか。やはりウェブカメラか何か、遠隔地から装置の状況を知る手段が欲しい…。
 12/16 (日):晴→曇一時雨、8〜11℃ 当地時間の昼頃に総選挙の大勢が判明し、脱力感に支配される。ギリギリまでそんなはずはないと信じていた。なぜこの大事な選挙で投票率が戦後最低レベルになってしまったのか理解できない。論文B書き少々。深夜、共同研究先にメール。/夕方、選挙よりも前から待ち望んでいた映画『アーネストとセレスティーヌ Ernest et Célestine』バンジャマン・レネール、ステファン・オビエ、ヴァンサン・パタール監督(2012 仏)を観に行く。★★★★★ 原作絵本(未読だが)からは程遠いドタバタ喜劇になったが、独り者のクマと孤児のネズミの出会いの物語ということで、心に染みる要素は十分。じつは音楽家と画家の出会いでもあったのか。そして隣り合っていながら相互理解しようとしない二国の物語でもある。水彩画タッチの動画も美しい。エンディングのワルツ音楽で観客の5歳児たちがスクリーン前で踊りまくっていた。

 12/15 (土):雨、5〜12℃ 家から電話あり、昨日予約した宿は該当日には休業との連絡が入ったとのこと。最初から予約できないようにしておいてほしい>楽天。キャンセルし、別の土地の宿を予約。Petite Arche に買出し。論文B書き少々。
 12/14 (金):雨、5〜12℃ 悩んでいた論文B用データ、ベストではないがアクセプタブルな所に落ち着く。腹をくくって本文 ver.1 を書き始める。今回、Word の相互参照機能による文献番号付けに初めて挑戦。/遅くなってしまったが、年末のミニミニ旅行の段取りを実家と相談しつつ整える。既に宿も残り少ない中で興味の向いた所を選ぶ。
 12/13 (木):晴、朝は氷点下 KKS へ。昼に SEM 予約を入れ、待つ間に論文Cの推敲を仕上げて同僚Eに返送。上司JCに会い、近々必要な事務作業について訊くも、相手も何もわかっていないことがわかった。SEM 測定を終えて職場へ。年末の日本での研究関係スケジュールを fix。無料 CAD ソフト DraftSight をダウンロード+インストール。同僚Jに上記手続きについて教わり少し調べたら、なんと必要な書類を僕のほうでは5月に作成しJCに送っていたことを思い出した。それを向こうが完全に忘れていたのだ。ゲンナリする。/書籍『生きる悪知恵』西原理恵子(2012 文春新書)読了。★★★★★ 毎度ながらこの人の口からは湯水のように金言が吐き出されるね。人生相談本だが、ありきたりな質問に対しここまで核心を突きかつエンタメな回答ができることに敬服する。出版界、裏業界、ママ仲間、アジア諸国など、精通する社会のジャンルが幅広いのが強みだな。

生きる悪知恵 正しくないけど役に立つ60のヒント (文春新書 868)

生きる悪知恵 正しくないけど役に立つ60のヒント (文春新書 868)

 12/12 (水):晴、-3〜2℃ 終日、同様Eより送られて来た論文Cの第1稿のチェック。ほぼ了。/北朝鮮がミサイルだかロケットだかを突然発射。友人も書いていたが、この選挙直前のタイミングでやられると、日本の右翼政党が資金提供しているのではと疑いたくなる。他方、ミサイルで狙われる危険が高まるので原発を持ち続けるのは危険だという主張も可能。
 12/11 (火):快晴、1〜5℃ 再び大学事務へ。新しいカードができていた。論文B用解析終了→共同研究者に補助依頼。別の図面を 3D プロットで再作成。だがどうしてもすんなりと受け入れ易いストーリーにならず、頭を抱えているところ。精神的に疲れて早めに退勤。

 12/10 (月):晴、4〜8℃ 出勤前に再びバス会社へ。やはりカードは届いておらず。10 € 払って新しいカードを作ってもらう。大学事務にもカード紛失の相談に行ったらやはり明日また来るよう言われる。論文B用解析続き。午後、同僚学生TのD論公開審査会を聴講。終了後パーティあり。/かねてより依頼していた空きボンベ回収がやっと来た。1ヶ月かかったでござる。
 12/9 (日):曇、3〜7℃ バスのカードと一緒に休日大学建物入構カードも落としたので今日は出勤できない。家事に従事。重い腰を上げて LiveBox 経由で TV 視聴環境を整える。2年ぶりにリアルタイム放送を自室で観られるようになった。なおディスプレイは昔のアナログ TV を使用。日本の実家でもそうすればよかったのでは?>自分
 12/8 (土):曇、-1〜6℃ 実家に電話。バス会社に赴くも私のカードは届いておらず、月曜朝にまた来てと言われる。仕方なく今日のバスは切符を買って乗るが、なんと1日券が 1 € のサービスをやっていてラッキーだった。Petite Arche に買出し。年末年始のパリへの往復の電車の切符を買う。夕食しつつ DVD『雨に唄えば Singin' in the Rain』ジーン・ケリースタンリー・ドーネン監督(1952 米、英語字幕)観る。★★★★★ なんてこった、1秒も目が離せない高密度の娯楽。雨の舗道で G. ケリーが踊るあまりに有名なナンバー以外にも、完成度の高いダンスシーンがてんこもり。60 年前にして既にミュージカル映画でできることをすべてやってしまった感がある。まさに金字塔。若い頃に観ていなかったのが悔やまれるが、あまり名作名作言われると観たくなくなる性格だからな。/書籍『2011 年新聞・テレビ消滅』佐々木俊尚(2009 文春新書)読了。★★★★☆ 消滅しなかったけどな。

2011年 新聞・テレビ消滅 (文春新書)

2011年 新聞・テレビ消滅 (文春新書)

 12/7 (金):晴/曇、1〜8℃ ネットで Igor Pro の解説記事を見つけたので印刷。昨日に続き新たな論文D用データの解析。論文B用解析続き。昼食を抜いたので元気が出ず。パスタ屋で夕食して店を出たところで、オーバーのポケットに入れておいたバスのカードをどこかに落としたことに気付く。バスの中の可能性が高いが、見つかるだろうか。まあ落としたのが財布や鍵束でなくて良かった。
 12/6 (木):晴→曇、-2〜5℃ 終日、共同研究先から送られて来た論文D用データの解析。納得行く結論を得ることができた。物事をじっくり考える時間があるって有難い。Igor という強力なグラフソフトが手元にあるのも有難い。でも今までこのソフトの機能の 5% も活用してこなかったな。もっと活用すればもっとハッピーになれそうだけど、活用できるようになるまでに辛苦を味わうのは必定。
 12/5 (水):晴→曇、-2〜5℃ メールいくつか。論文Cの図面について案出し。査読レポート書き、寝かせずに送信。論文B用解析。年内はもう膜を作らずに終わるかもしれない。/中村勘三郎、死去。思わずえっと叫んだ。飄々と人生を楽しむ人のように見えたが。
 12/4 (火):晴→曇一時雨、5〜9℃ 論文A投稿。同僚Eと論文C打ち合わせ。共同研究者から受け取った論文Dの草稿を読み、それに関係した調査少々。深夜、件の共同研究者先生にメール。
 12/3 (月):雨、4〜12℃ 論文Aの自分の最終改稿と提出用図面作成。査読。夕食後、自室にて明日の打ち合わせの準備。最近は夕食後再出勤はほとんどしていない。寒いし。
 12/2 (日):晴、1〜8℃ 良い天気だったようだが外出せず、家事に従事。8月末に理髪店に行って以来初めて本格的に髪を切る。夕食しつつ昔録画した番組『プレミアム 10 チャップリン世紀を超える』(2006.11.13 NHK)を再び視聴。妥協しない作品作りは手塚やジョブスに共通しているな。そして世の潮流に左右されず我が道を貫こうとする彼の姿勢に、少年期の自分も多大な影響を受けたことを再認識。
 12/1 (土):曇→霧→雨、-1〜5℃ 家に電話。Petite Arche に買出し。夜、牛焼肉と赤酒を嗜みつつ DVD『キル・ビル Vol.1クエンティン・タランティーノ監督(2003 米)観る。★★★★☆ ハチャメチャだけど予想以上に楽しめた。監督の日本映画への思いの深さをひしひしと感じる。大好きな『ロマーナの祈り』(ザンフィル)が武士道精神の象徴のようなシーンで使われていてホウと思う。「青葉屋」の店内はカオスたる現代日本の秀逸な縮図ですな。