立ち往生

 退勤して家に帰る途中、乗っていたバスが大通りで渋滞に巻き込まれて、5 分経っても 10 分経っても動かなくなってしまった。最近トラムの工事が佳境に入っているから渋滞は珍しくないけど、こんな長い立ち往生は初めて。業を煮やした一部の乗客に続いて僕もバスを降りて歩き出した。渋滞の先の方に来てわかったのは、トラム工事のため片面通行止・交互通行になっている区間があって、そこに対向車の列がまだ渋滞して残っていたので、我々の進行方向の車が進入する余地がなかったということ。なぜ対向方向の車列も滞っていたのかは不明。
 交互通行区間は、片方の入口の信号を赤にしてから、あらかじめ決められた待ち時間の後に反対側の入口の信号を青にする仕組みになっているはずで、何らかの理由でその時間差の間に車が区間を抜けることができないと上記のようなトラブルになるんだね。考えてみたらそのタイムラグをうまく設定するのはかなり難しい作業だな。待ち時間を長くすれば詰まるトラブルは避けられるけど、流れが遅くなるという別のトラブルを招く。
 幸い、少し歩いて渋滞を抜けたら、別のルートのバスが来て乗る事ができた。ふぅ。