応物ブース

 MRS 会場の企業展示コーナーの中にある日本の応用物理学会のブースに立ち寄る。昨年も立ち寄った。ノベルティグッズをくれたり学会運営に関する質問に答えてくれたり、論文誌のヨーロッパでの受け取られ方について逆に訊かれたりして、親しく交流してもらえる。日本の応物学会講演会会場にはない雰囲気だ。異国の地で話すのはお互い貴重な機会と思えるのだろう。
 私の名前を見た学会の方が「もしかして、フランスにいる方ですか?」と訊いてきたのでびっくりした。どうしてご存知なんですか!? と聞き返したら、学会講演会予稿 DVD をフランスから注文してきた唯一の人だからだとのこと。そうかー、フランスで1人だけなのかー…。

 [私の質問] 論文誌 JJAP を個人購読していて、創刊以来のすべての論文をいつでもダウンロードできるのに、なおかつ年度末に1年分の論文を収めた CD-ROM を配布してくれるのはなぜ?
 [学会の回答] 手元に残してもらうのも重要だと考えるから。将来、購読を解約した場合、ダウンロードができなくなるが、その場合も購読期間の論文だけは CD-ROM で読める。
(なるほど、解約した場合のことは気付かなかった)

 [私の質問] 講演会予稿 DVD は (A) 参加費込み、会期前に送付 (B) 参加費含まず、会期後に送付 の2つの選択肢があり、(B) のメリットは何もないようなのに、なぜ価格が同じなのか?
 [学会の回答] 講演会に積極的に参加して研究者同士の交流を深めてもらうために、あえて (A) を優遇している。参加しないとわかっていながら (A) を申し込んでも、べつに差し支えない。
(予想通りの答えだが、(B) を申し込む人ってどんな人だろう、という疑問はいまだに残る。最初から (A) だけにしたら何か問題でも?)