ポスター発表

 発表前の数週間かなり実験したにもかかわらず貧弱な結果しか得られなかったので、今回は不本意な発表内容となってしまった。…と書くとバレてしまうけど、じつは昨年 11 月の講演申込時にはすごく予備的なデータしか持っていなかった。本当は話を組み立てるのに十分なデータを得てから申し込むべきなのに。
 そんなわけで、一応ポスターを印刷して現地に持参したものの、予定通り発表するかもしくは取り下げるか、ギリギリまで悩んだ。リーダーには「たしかに残念なデータだね。でも、どうするかは君に任せるよ」と突き放された。結局「こんなことをやってます」という自己紹介と「何かいい案があれば教えてください」という情報収集のためには、不出来なポスターでも貼るメリットはあるだろうと判断して、貼った(ただし必要最小限の時間帯だけ)。実際、似たことをやっているという研究者が来て熱心に見てくれて、それだけでもよかった。
 顔見知りの名大の先生が有難くも長時間にわたり議論(雑談)して下さる。そこへ前職場の先生が偶然通りかかって、話に加わる。一瞬だけど、互いに面識のない複数の自分の知人が自分を媒体として出会うという、ちょっと結婚披露宴みたいな体験をする。ポスターセッションとはパーティーなのだな。

 会場近くの Apple StoreiPad に触る。自分の日記を表示させてみたり。