フランス語3年間

 フランス語を学び始めてから、はや3年が経とうとしている。ただしその時以来ずっと学び続けているわけではなく、挫折したりサボったりが結構ある。
 3年経過というタイミングを英語の学習に置き換えてみると、中学1年の4月から学び始めたから、ちょうど中学卒業の時期に当たることになる。しかし中学卒業した時点の自分の英語力に比べて、今の自分のフランス語力はかなり貧弱なようだ。やはり定期試験や入学試験などの外圧が無いと、人は勉学を怠ける方向に向かってしまう(一般論にしてはダメかな?)。

 中学の英語の教科書って、日常会話からエッセイ、古典小説まで、領域がバラエティに富んでいたので、読んでいて楽しかったなあ…と昔を懐かしんでいて思いついたことが1つ。仏語を効率よく身につけるには、中学の時に使った3年間の英語の教科書の文章を、自分で丸ごと仏語に訳して仏語の教科書として使うというのも1つの方法ではなかろうか。仏語訳の正解は本には載っていないから、周囲の仏語を知っている人に添削してもらう必要があるけど。
 どんな言語でも、初心者が覚えるべきシンプルな文法やフレーズはだいたい似通ったもの。まして英語と仏語は同じ語族だし国同士の人の行き来もあったから、共通した文法や単語は多い。よく言われているように(邪道と言う人もいるだろうけど)、かつて英語を教わった人なら、仏語は英語と対比させながら学ぶのが早道である。ならば例文も、中学の時にせっかく一生懸命暗記して頭のどこかに残っているかもしれないフレーズを再利用すれば、労力の節約になるはず。

 ただ、私は残念ながら中学時代の教科書やノートは既に処分してしまったので、今となっては上記の方法を使うのは難しい。英語教科書の本文を記憶から呼び覚まして全部書けと言われても到底無理。(下に続く)