快晴 予報でもこの先日曜までずっと

 1日じゅう、実験系のデザイン。

 知人からオリジナル小説の試読を依頼される。論文査読のような気分で、2週間を目処に感想を返す旨、返事する。
 その後偶然、本物の論文の査読依頼が来た。1月に査読して「大幅な改稿が必要」と返答した論文が改稿・再投稿されてきたものだ。ところが著者の手元に渡った初稿への回答文を見ると、なんとリジェクトされたことになっている。私はそんな判定を下した覚えはない。おそらく私の書いた「直せば載せます」というレポートを、編集スタッフが独自判断で一部書き換えて「載せません」という結論にして著者に返したのだと思われる。私があまりに多くの問題点を指摘したことが不評を買ったか。もちろん査読者はアドバイザーに過ぎないと認識しているので、判定を覆されたことに対する不満はない。ただ、そういうこともあるんだね。そしてネガティブな返答をもらってもめげずに再投稿してくる根性のある著者もいるんだな。
 こちらはもとより改稿された原稿があるレベルに達していれば掲載可とするつもりだったけれど、編集部のそういう思惑があったとすると、すんなり通したら編集部は嫌がるかな…などと余計な心配をしてしまう。ええい考えるな! 論文の質だけを見ろ!