作って語る

 5/16 (水):午前中、Cube の6ヶ月点検。出勤後、共同研究者との連絡。IGOR の練習。昨日ストーリーを作った論文の日本語下書きを半分くらいまで書く。
 5/17 (木):論文の日本語下書きを大雑把にとりあえず最後まで書く。これから細部の補強のために文献を読み込まねばならない。漫画制作に例えると、今は鉛筆で人物の下書きをし終わったところで、これから背景用の写真資料を探すようなものだな。そう、論文を書くのも漫画を描くのも似たような作業である。漫画と同様に、ネタ準備と執筆を分業するような論文の作り方もアリかもしれないな。執筆者も共著者の中に入るの。やってる人がいるかどうか知らないけど。
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 アーティストに「僕は口下手だから、喋る代わりに作品で表現しているんです」というタイプの人がいる。一方、評論家には「本当は作品を作る側になりたかったけど、才能がなくて挫折して、それで批評する側になった」という人がいる。この2つのタイプは明確に分かれていて、アーティストと評論家の典型的な性格としてわかりやすい。しかし稀に、一流のアーティストでありながら一流の評論家でもあるという人もいる。天が二物を与えたというか。一つのことに打ち込むことが美徳というような認識を昔から埋め込まれてしまっているので、こういう二物を与えられた人をどう捉えたらよいかわからないことがある。実際には人生いろんなことをした方が楽しいに決まっているのだが。