狸親父

 実験装置の改修をしようとするも、部品が足りないことがわかって金沢のパーツ屋へ。職場に戻り、改修は学生に任せて自分は別の実験装置の工作。
 共同研究者からチェックをもらった学会予稿原稿をウェブページから投稿。この学会はリジェクトも比較的多く、今回のネタは通るかどうか微妙。さてどうなるか。

『日本の総理学』中曽根康弘 (2004 PHP新書)
 読了。内容は題名ほど堅苦しくなく、自身の政治人生の回顧録、今の政治にもの申すエッセイ集という感じ。しかしやはりこの人の主張には説得力がある。言っていることは偏っているかもしれないが、ディベートの展開の仕方は豊富な知識と経験に裏打ちされた骨太なもので、王道を行っていると思う。彼と対等にやりあえるような左の論客って、いるのかな。あと小泉氏は 20 年後にこんなふうな太々(ふてぶて)しい重鎮として政界に君臨しているのかどうか、とふと思う。