双子/義経

 完全休日。街に出て御歳暮の選定・発送。本屋。雑貨屋。職場用マグカップを買う。ビデオテープ2本処理。
 93年頃に録画した『リトル・ツインズ』を久々に見返す。淡い色彩、丁寧な絵、美しいBGM、自己主張しない好感の持てる登場人物。他にほとんど類を見ない、絵本が動いているようなTVアニメ(と思ったらもとはOVAだったことを今になって知った)。そう、できればコドモらには『ハイハイパフィー・アミユミ』よりもこういう作品を観て育ってほしい。とくにオープニングとエンディングの短いインスト曲(by マシュー・モース)が私は好きだった。

・『義経
 最終回。最終回の撮影風景の紹介を事前に観て、話の流れがある程度わかっていたせいか、あまり感情移入できなかった。あれほど数々の戦いを勝ち抜いてきた義経と郎党たちが、最終回でまとめて倒れてしまうのがちょっと都合良すぎる気がした。そう思うのは、主要人物が時間をかけて1人また1人と消えていった『新選組!』の印象が強いせいか。さらに義経が自害した時の‘光’の演出には「うわ、やっちゃったよ」感を禁じ得ない。大河の最終回ってどうしてこう滑る演出が多いんだろう(『元禄繚乱』の最終回、吉田栄作鈴木保奈美のシーンの‘花’の演出を思い出す)。