San Jose (4) − 硅素谷

【本日の行程】(午前)学会 (午後)Tech Museum → Martin Luther King Jr. Library → San Jose State University → Japantown → サンノゼ国際空港 → ホテル

 サンノゼシリコンバレーの中心地です、というけど周りを見渡してもそんなに電子機器や部品のメーカーは見当たらない。唯一、Adobeの本社ビルはすぐに目に入ったけど。調べてみたらIntelの本社がサンノゼ空港の近くにあるが、AppleとSunは7マイルくらい先、GoogleNetscapeが12マイルくらい先、Hewlett Packardは20マイルくらい離れているのだった。もっとこう、神田の古本屋みたいに密集しているかと思ってた。

・Tech Museum
 日曜には展示を見る時間がなかったので再び行った。シリコンバレーだけに半導体素子に関する展示が本格的だった。クリーンルームを模した一室にエッチャーやステッパーといった微細加工装置が設置されていて、工程が説明されている。団体客の小学生はやはりゲーム機に喜んで群がってました。

Martin Luther King Jr. Library
 2年前に完成した、隣接するサンノゼ州立大学の大学図書館と市民図書館を兼ねた大きな図書館。建物の規模は香林坊アトリオぐらいありそうで、通常の市民図書館の常識を大きく超えていてただ感嘆するのみ。蔵書数が多ければよいというものではないが、絵本を見る子供もクラシック音楽を聴く一般人もレポートを書く大学生も、さまざまなタイプの利用者がこの空間を楽しんでいるのが伝わってくる。大学図書館と市民図書館の融合という形は、今後の図書館の1つのあり方として示唆的。

・Japantown
 いまや米国に日本町は3箇所しかないそうで、そのうちの1つ。米国の日系人の苦難の歴史はドラマなどである程度見聞きしていたが、現実に町に来てみるとなんともいえない感慨が湧いてくる。思ったより商店も少なくひっそりとしていて、人々が肩を寄せあってつつましく生活している場所のように感じられた。街角のプレートで紹介されている日本町の歴史は、昔見た大河ドラマ山河燃ゆ』のストーリーと重ねあわせると一層胸に迫る。

サンノゼ国際空港
 来たときは空港からホテルまで素直にタクシーを使って、$15払った。しかしLight Trainと無料バスを使うと$1.75で行けることを確認。時間は少々かかるけど帰るときは断然こっちにしよう。