疑惑

 「猛暑は14日で終わりです」
 今日もまだ30度を越えてるじゃん!>お天気お姉さん

 今日の実験は試料交換を3回するだけなので久々にのんびりした。朝来て交換。天下一品ラーメン食べて漫画2冊買って帰宅。漫画読みつつ寝る。夕方に来て2度目の交換。そのまま深夜の3度目の交換まで居残って、少しデスクワークしたりネットに逃避したりしているわけで。

 東大グループの論文がデータに疑問があるとして撤回もしくは訂正されたという事件の張本人が、面識はないものの間接的にいささか関係のある人だったことがわかり、肅然とした思いにかられる。
 捏造かどうかは不明だが、疑惑を招いたこと自体、研究姿勢に問題があったというべきだ。朝日新聞の虚偽メモ事件や、JR西日本脱線事故など、いろいろな事件と根は同じであると思う。企業や学界の成果至上主義と、個人の倫理感の欠如。さらにその根っこには、仕事に取り組む者としての矜持や心構えを年配者から若年者に伝達できていない実状があるのでは。年配者と若年者のどちらに原因があるかの客観的判断は難しいが。
 自分も成果を数多く出さねばとかなり焦っている状況ではあるけれども、やって良いことと悪いことは明確に認識しておかねばと改めて思う。