マス効果

 もう1つの自動測定装置のマシンタイム終了。
 別の測定装置の測定を朝から午後まで。装置の調子が良く、比較的短時間で終わった。
 夜、学会に講演を申込むため、締切りギリギリでアブストを書く。できた文をwebに投げようとしたら先方のサーバーがメンテ中とのことで、しばらく待ってようやく投稿。
 なんだか今週は本当に疲れた。明日朝の雑誌会がなくなったのは素直にラッキーだ。明日は寝坊しよう。

 今日使った装置は一度に20枚くらい試料を導入できるが、導入してから測定開始までに多くの作業が必要な装置だ。なので毎回なるべくグループのメンバーから測定試料を募って、まとめて多くの試料を測る。しかし現在はメンバーが少ないのであまり集まらない。やはり研究にもマス効果というのがあって、グループの人数が多いほど各々の仕事にかける労力やコストを低減できる傾向がある。だからメンバーの少ない研究室は各々の仕事を進めるのが比較的大変で、したがって成果を出しにくく、したがって人も集まらないという悪循環に陥りやすい。そんな折、たまたま他グループの人から試料を1枚一緒に入れて測ってほしいと頼まれた。もとより異存はない。全体的な労力の節約になるので好ましいことだと思う。少人数グループはこんなふうに他グループと手を携えて大グループのように仕事を進めることができれば、少しは悪循環から抜け出す手がかりとなるだろうと思う。