堀田あきお

 予告通り、昼まで寝る。
 真夏日。風呂上がりの汗が引かない。
 手持ちの湿度計の表示は40%程度とそれほど高くなかったが、これだけ気温が上がると不快指数も75を超えるのだな。

 近所のJO-HOUSEで昼食。店にあった『インドまで行ってきた!』(堀田あきお&かよ)を一気に読む。堀田あきおの人間の描き方は好きだ。主人公も脇役も日本人もインド人も、等身大で人間臭い。「とりあえず出されたものは何でも食べたり飲んだりすることにしてる」という主人公杉田のスタンスに共感。インドに放浪の旅に赴くことなど一生なさそうだが、私もそうやっていろいろなモノや人との出会いを楽しんだり考えさせられたりして生きていけたらいい。
 職場へ。共著者となる論文の推敲。著者の間でやりとりを繰り返すたびに新たな問題点が浮き彫りになる。ゴールは近づいているのか、遠ざかっているのか?
 夕食を食べつつビッグコミックオリジナルを読む。『ひみつの箱』(堀田あきお石坂啓)が掲載。この作品も面白いのだ。設定はファンタジーだが、登場する子供や大人それぞれのかかえる事情が大変リアルで、それを違和感なく結び付ける堀田あきおの絵がいい。ちなみに時々タッグを組む堀田氏と石坂氏だが、調べたら手塚プロの同期入社という間柄だった。なるほど。