最近のTVから

 年末を感じるとき。毎週水曜の夜9時から1時間録画予約しているフジ系列の番組が、再生してみたらトリビアではなくFNS歌謡祭の一部だったとき。
 ソウル東大門市場のビルの屋上でBoAパク・ヨンハが歌っていた。見覚えのある東大門の街が懐かしかった。昨年の目玉は女子十二楽坊だったけど今年は韓流なのね。
 毎日新聞「大晦日に何を見るか」アンケートで、40%の人が「やっぱり紅白」、別に25%の人が「ヨン様が出るなら紅白」と答えていた。もし彼が出るなら視聴率が65%になるってことか! NHKがペ氏にあの手この手で出演を交渉している噂を聞くにつけ「みっともないからおよしなさい」と感じていたが、これほど効果があるとしたら馬鹿にできない。

 『GORO'S BAR』(11/30)で皆からの‘歌って’コールに困惑し「オレ紅白出場する歌手だよ。歌えないよ、こんなトコで」とぼやきつつ 『カナダからの手紙』を熱唱した稲垣吾郎。この時にはまだ出るつもりだったらしい(笑)。さすがに「○月○日に収録したものです」みたいなテロップは流れなかった。紅白辞退を言い出したのは稲垣以外のメンバーの誰かか。

 『海峡を渡るバイオリン杉田成道監督(11/27フジ系)
 映画のような印象を残す、丁寧な造りのドラマ。草なぎ剛演じるバイオリン職人は、理想の作品を追求するあまりノイローゼに近い状態になってしまう、ややエキセントリックな人物として描かれている。うーん。やっぱり世界を唸らせる素晴らしいモノを作るには、周囲に精神異常かと思われるくらい身も心もそれに捧げて頑張らないとダメですか? プロジェクトXの世界。家庭や趣味も大切にしつつ世界的な発明や芸術を作り上げた人もいると思うのだが、今の所そういう話はドラマにならない(と局は思っている)らしい。
 主人公が少年時代を過ごした韓国の農村の風景は本当に美しい。

 韓国 → 紅白 → SMAPときてまた韓国に戻った。