誰がために戦う

 4年ぶりにクリーンルームで微細加工をやっている。
 しかし今日はエッチング装置が放電せず、電極板を掃除したり導通を改善したりして夜中の1時まで頑張ったけれども兆しがないので断念。これは自然現象との闘いだ。よくプロジェクトXで、何かの装置の問題点を解決するためにあらゆる手をつくして、最後は祈るような気持ちでスイッチを入れるというような描写がある、あんな感じ。結局ヨロコビの瞬間は来なかったんだけど。
 作業中、頭の中を『ヘッドライト・テールライト』と『誰がために』が流れていた。

 プロジェクトXという番組のコンセプトは「努力、友情、勝利」だな。なんのことはない、少年ジャンプ漫画と同じなのだ。