邦題

 久々にワーナーマイカルに映画を観に行く。
 1月に米国行きの飛行機の中で観たハーレイ・ジョエル・オスメントの新作『Secondhand Lions』の予告編がかかっていた。邦題は『ウォルター少年と、夏の休日』に決まったようだ。たしかに作品の中でライオンはあまりメインエピソードではなかったから、原題のまま公開されることはないだろうとは思っていたのだ。
 自分が本編を観たあとで邦題が決まるという経験はめったにないので面白い。

 3月に韓国に行った時に、書店でベストセラーのコーナーに並んでいた一冊の漫画を買ってきた。原題は『パペポポ・メモリーズ』。邦訳が日本で出版される予定というので楽しみにしていた。
 4月に日本で出た邦訳の題は『サランサラン』。
 サランは愛という意味だが、原題のカケラも残っていないので笑えた。なんだ、サランサランって。

 今日観た映画は『シルミド』(原題:『実尾島(シルミド)』)。実話であるがゆえにずっしりと重い物語。いろいろ考えさせられる。