『砂の器』

 さっそく製膜4枚(の途中)。他にいろいろ用があって製膜開始が夕方になってしまった。このぶんだと明日の朝までかかる。製膜の日はできれば製膜だけに専念したいのだが。

■『砂の器龍居由佳里脚本(2004年 TBS)
 金沢に帰ってから、留守中に録り溜めておいたビデオを見まくる日がしばらく続いた。ようやく「砂の器」「新選組!」を見終える。「砂の器」は最初はあまり乗れなかったのだが、別々に行動していた登場人物たちが顔を合わせる頃から面白くなってきた。クライマックスの親子放浪の場面にはやはり引き込まれる。かなり時間をかけて撮ったのだろうと思う。原作から変更された放浪の理由にも説得力があった。ところで石川県上沼郡大畑村という地名は架空のものだが、実際にも石川県にはダムに沈んだ村が存在した。その村にも、殺人事件とはいかないまでも、賛成派・反対派の対立があったのかな、とつい想像してしまう。当時はここに居なかったからよく知らないけど。それにしても、前近代的ムラ社会の悪しき風習が現在でも残っている田舎として石川県が描かれたのには、うーん、やっぱり石川県の印象ってそうなの? と考え込んでしまった。