牛丼

 雪がザンザカ降っている。外で歌ったら口の中雪だらけの「風雪ながれ旅」状態になるだろう。歌わないけど。道路も完全に白一色。運転しながら、自分は今ロシアの郊外の道を走っているところ、なんて空想してみる。そこへちょうど車のCDチェンジャーが先日購入した赤星赤軍合唱団のロシア民謡のCDを演奏し始めた。ハマりすぎ。
 先週の大雪のようなドカ雪はもうないと思うが、こまかい雪は3月まで降るんだろう。

 吉野家の牛丼がなくなるかわりに、カレー丼、焼鶏丼、いくら鮭丼豚キムチ丼、マーボー丼が登場ですって。牛丼1つの代替品にこのバラエティ。彼らも客が離れるのを食い止めようと必死だな。もともと牛丼大好き人間ではないので、個人的にはこの新メニューはむしろ歓迎する。でも急にこんな多彩な食材を扱わねばならなくなった各店鋪の厨房は大変ではないだろうか。
 新メニューはいいとして、原理的にはオーストラリアなどから少しでも牛肉を輸入して、値段が高くなっても牛丼をメニューの1つとして提供し続けるという選択肢もありだと思うのだけど、どうも吉野家はそれはやらないらしい。280円で出せなくなったら牛丼をやめる、というスタンスのようだ。マクドナルドのハンバーガーの値段が客の動向を気にしすぎて下がったり上がったりを繰り返したのとは事情が違う。今回は誰もが仕方のないことだとわかっている。そんなに280円にこだわらなくても、牛丼を愛する人々は高くても食べると思うけどな。まあ私はとりあえず焼鶏丼といくら鮭丼があれば牛丼はいりません。