引き続きレフリーレポートへの回答書き。

 仕事がはかどらない自分を窘(たしな)めるような夢を最近よく見る。
 ある日の夢。自分は学会で発表するのだが全く喋りの練習をせず、OHPも他から持ってきたのを使ってぶっつけ本番で臨む。案の定喋りはグダグダで、発表中に聴衆から矢のようなツッコミを食らい、終了時には心身ともにボロボロ。夢でよかった、と本気で思った。
 また別の日の夢。自分は三谷幸喜で、毎日『新選組!』の脚本に取り組むも遅々として進まず、このままでは放送が間に合わなくなるという深刻な事態を迎え、どうしようどうしようとただオロオロする。これは現実に三谷の遅筆が早くも問題になっていると週刊誌で読んだ影響で現れた夢である。
 そんな夢を見て以来、少しだけ真面目に仕事するようになったようだ。
 夢は傾いた心のバランスをとる中和剤なのだな。