探し物

 部屋でちょっと探し物をしていて、さんざん探してようやく目的物を見つけた。自分の部屋にいかに不要なものが多いかを実感した。探し物をする時には不要物は‘ノイズ’になるというが(by野口悠紀雄先生)、ほんとそんな感じ。そして普段自分がそれらのものを見ていない、つまり視界には入っていても脳が認識していないことも実感した。ズボラな人と几帳面な人の違いはそこかもしれない。都合の悪いモノは認識しないという芸当のできる人と、すべてのモノを色眼鏡なしであるがままに認識する人と。どちらが優れているという話ではなく。
 立花隆氏は探し物が見つからなくて「ギャー」と叫んで蔵書を全部処分したくなる衝動に駆られることはないのだろうか。ないか。