Gold

 仕事で使う金線(直径 0.05 mm、長さ1 m)を買うことになって貴金属屋さんに見積りを依頼し、1本 1430 円との回答を得る。ちなみに今日の地金ベースが 1414 円/g で、線に使用する地金量が 0.04 g だという。すると材料費はわずか 57 円ということになる。差額はほとんど加工代なんだな。なんだか自分で線を作りたくなってくるけど、こればかりは無理だからしかたない。

 ついでに 1414 円/g という金の価格は高いのか安いのか調べてみた。ここ10年くらいはだいたい 1000〜1500 円/gの間にある。その基準で見ると今の価格は比較的高い。
 ところがさらに昔にさかのぼってみると、1980年の初頭に実に 6000 円/g という滅茶苦茶な値がついていた時期がある。
 なぜ?
 ソ連アフガニスタン侵攻のせいらしい。なるほど。

 株価もそうだが、世界情勢や人々の不安がこんなふうに数値に現れるのは興味深い。今まで経済関係の記事は飛ばしていたが、たまには読んでみようという気になった。
 ただし財テクとしての金の売買に手を染める気はない。それをやり始めると傍観者では済まなくなってしまう。そんな暇があったら研究を(以下略)