ラップいらず

 タッパ式の蓋がついている瀬戸物の食器とか、レンジでチンするときに皿にかぶせる樹脂のフタを売ってる。あれいいですね。いちいちラップを消費せずにすむから。

 ラップって壮大な資源の無駄遣いだよね。それに可燃ゴミとして捨ててしまうと環境汚染するし、かといって汚れたラップを一々水洗いして不燃ゴミに入れるのも手間だし。しかし今、お料理の本などでも「ラップして電子レンジに入れます」などと、ラップは代替不可能な必需品のように扱われている。もちろんラップでなければできない作業もあるけど、もし皆がタッパ陶器や樹脂フタを積極的に使ったら環境の保護にかなり役立つだろう。樹脂フタなんか百円で10年使えるよ(たぶん)。
 ラップメーカーの人には申し訳ないけど、ラップを当たり前に消費する時代はもう終わりだと思う。

 そういえば以前『新婚さんいらっしゃい』で、家を建てる(?)ために「使ったラップも一枚一枚洗って再利用して」お金をためていた、という奥さんを見て印象に残った。涙ぐましいという同情と、そんなチマチマした節約で家が建つのだろうかという疑問と、樹脂フタを使えばイイのにという解決案と。でも私の「ラップってもったいないよな」という思いはこの時から始まったような気が。

 ところで、今どき「チン」という電子レンジをお使いの方いますか?