元ベストテンオタクのこだわり

 3年越しの仕事が一段落ついたので、夜に焼肉とビールで祝う。ここ数日、睡眠時間が短くてもちゃんと目が覚めたり、粗食でも満足したりで、妙に気が張っていたのだけど、焼肉など食べたら一気に煩悩モードになってしまった。身体を支配している系統が交感神経から副交感神経に移ったらしい。

 『速報!歌の大辞テン』で昭和45年をとりあげていたので録画して見る。ちょびっとずつだけど「走れコウタロー」「老人と子供のポルカ」などが映像付きで聴けた。
 この番組は映像資料に触れる目的でたまに見てしまうのだが、いろいろ謎な部分が多い。一番の疑問は、過去のほうのトップテンはどうやって決定しているのかということだ。
 手がかりは番組中に流れるテロップ。「この番組のランキングはオリコン・CD売り上げ、有線放送、カラオケ、アンケート調査のデータをもとに、日本テレビ音楽番組制作委員会が決定しています」
 オリコンがまだなかった昭和41年などのランキングについては、使えるデータは「アンケート調査」だけだな。それにしても同じ年を2回とりあげてもランキングの顔ぶれがダブらないのは不思議。

 昔、TBSの『ザ・ベストテン』に対抗して日テレが『ザ・トップテン』をやっていた頃、なぜ両者で順位に差があるのかという疑問に対して「ベストテンはデータを数式に適用して客観的に順位を算出しているが、トップテンはデータをもとに日本テレビ○○委員会(忘れた)が順位を決定しているためである」と新聞で読んだことがある。
 ベストテンにあと少しのところで入れなかった歌手がトップテンでは10位にすべりこむということがよくあったが、おそらくその○○委員会が作為していたのだろう。
 結局『歌の大辞テン』の過去のランキングも(現在のもだけど)、最終的にはそのなんとか委員会がテキトーに決めてるんだろうな、と思う。だから昔の貴重な映像以外の部分はほとんど真面目に見ない。

 で、誰なんだよ>その委員会