ノロシとか?

 一人暮らしのお年寄りがポットからお湯を出すと、その情報が遠くに住む家族に電子メールで送られて、無事でいることがわかるというポットがありますね。
 これが発表されたときは、なるほど、目の付けどころが鋭い、と思った。
 だがそのお年寄りがお茶を飲まない日もあって、家族が無用の心配をしてしまうという問題があるとTVでやっていた。
 当のお年寄りは「これからは毎日飲むようにしましょう」と言ってたけど、努力して飲むのもなんだかねえ。

 そこで、トイレにつけたらどうかな。トイレの水を流すたびに、メールが行くという仕組み。これなら、家にいる限り行かない日はないので確実だ。
 でもお腹の調子が悪い時に何度もトイレに行くとそれが全部伝わってしまって、逆に心配をかけるかな。

 しかし、ここ数日の世界的規模のネットトラブルを見ていると、ネットに100%依存するのは危険だと改めて感じる。もちろんネットでいろいろなことができるシステムは便利で、皆がうまくつかいこなせればすばらしいと思うけど、電話線や電波がマヒした場合の非常事態に備えて第2第3の情報伝達手段を確保しておくことは必須だ。紙(もしくは代替メディア)の新聞という物が毎日人の手で家庭に配達されるシステムは、原始的ではあるが、まだ当分必要とされるだろう。