足裏健康法

 何を今さらとお思いだろうが、5月3日〜6日の連休の間の行状について書くことにする。今回は車で長野と東京を回った。

 初日、私は少し疲れていた。前日は深夜3時頃までかかってHPに韓国ネタをUPしたので若干睡眠不足。疲れている時は足の周りの靴さえ鬱陶しい。北陸自動車道を運転しながら、靴を脱ぎたい、と痛切に感じた。なので初めての経験だが、途中の有磯海SAで休憩したのを機に、靴と靴下を脱いで裸足で運転することにした。
 これは意外に具合がいい。靴の場合はアクセルを単純に押したり引いたりしかできないが、裸足でアクセルを踏むと足裏のちょっとした曲げ加減でアクセルペダルの踏み込み方を微妙に調節できる。肌の触覚で直にペダルを認識するので、踏み間違いも少ないだろう。加えてペダルが青竹のように足裏にほどよい刺激を与え、快適で眠気ざましにもなる。多くの点で、靴を履いた場合よりも安全運転に寄与すると思う。教習所の教本には「下駄やサンダルで運転するな」と書いてあったけど「裸足で運転するな」とは書いてなかったね。
 高速の糸魚川出口で料金を払う時も裸足。係員には見えないはずだとはいえちょっとドキドキする。

 安曇野へ向かい、国道148号線を南下。小谷(おたり)の道の駅で停車、靴を履いてレストランへ。オリジナルメニューの温泉玉子カツ丼、略して温玉カツ丼を食う。なるほど、とろとろの温泉玉子がカツ丼に合っているな。
 ここの道の駅には温泉が併設されているので、ついでに入って、汚れた足を洗った。
 出た所に足裏マッサージ機。これも初めて見た。”旅先浪費効果”も手伝ってトライしてみる。巨大なスリッパのような機械に足を入れて100円投入すると、それは私の足の甲をむんずと掴み、続いて足裏を踵から爪先にかけて少しずつ位置をずらしながらぎゅーっと押してくる。おおう!
 実は私はイボイボのついた健康サンダルを履いても苦しいくらい足裏が弱いのだ。内臓が悪いということか。ともあれこの体感はすこぶる強烈であった。続ければ体にいいのかもしれない。10万円弱で売っているという。買おうかな、と2秒ほど考えたけど、やめた。
 温泉とマッサージ機が効いたのか、足の疲れもとれ、その後は靴を履いて運転を続けたのだった。つづく。