韓国関係テレビメディア雑感

 韓国から帰ったあとも、韓国関係の番組はちょくちょく見ている。16日には「とっさのハングル」(NHK教育)と「味わいパスポート」(NHK総合)を見たけど、前者では阿部美穂子が、後者では大八木淳史が、同じようにソウルの漢方薬屋の店先でムカデの束に驚いていた。おかしかった。
 阿部美穂子嬢は3月まで「ハングル講座」に出演していた人。ちなみに井川遥って3月まで「フランス語講座」に出ていたんだってね。売れてから出始めたのか、出てから売れ始めたのか知らないけど、語学講座からスターが出るのはジローラモさん以来ではないか(笑)。「ハングル講座」視聴者としては、阿部ちゃんももっと売れるといいな、と密かに思ったり。

 韓国滞在中はあまりテレビを見なかったが、見たかった「女人天下」は1回だけ見ることができた。韓国の大河ドラマNHK大河のファンとしてはチェックしておかないとね。といっても「女人天下」とNHK大河の類似点は歴史物であるということぐらいだった。形式的なことではあるが、NHK大河と違う点を挙げると
 (1) 平日に放送する。
 (2) CMが入る。
 (3) すでに放映話数は120話以上を数える。金正日総書記は80話まで見たらしい。
 (4) 1話の放送時間は1時間10分。
そして最も驚いたことには、
 (5) 週2話ずつ、月曜と火曜に放送する。つまり毎週2時間20分ずつ話が進むわけだ。日本の週1のドラマと比べると驚くべきハイペースだ。いったいどうやって撮影しているのかと思う。
 他の掲示板で教えてもらったところによると(こればっかりですみません)、韓国のドラマは週2回が普通なんだそうだ! したがって撮影はかなりハードスケジュールだという。それで最高視聴率40%取っている(局の数が少ないので数字は直接比べられないけど)のだから、韓国の視聴者は日本よりずっとドラマに熱中しているんだなあ。NHK大河のスタッフはさぞうらやましいことだろう。大きなお世話か。

 漫画でも、月に1500ページ描くというとんでもない漫画家が韓国にはいるそうだ。週2回ドラマを作るのも月に1500ページ描くのも、良し悪しは別として、韓国人のムチャクチャなエネルギーのなせるわざだと感じずにはおれない。