ソウレチャンガ

 晴れの週と雪の週が交互にやってくるのな>石川県。
 先週はわりと穏やかな気候で、もう春かと一瞬思ったけど、そんなわきゃない。週末からまた雪になった。今回は今週の金曜日まで約1週間雪マーク。この冬はまだ一日に50cm積もるような事態にはなっていないので、せめてもだ。ケンチャナヨ(ま、いっか)。

 懸案であった韓国への旅の日程がついに決まった。いやワールドカップを見に行くわけではなく、一応仕事で行くのである。それに向けて最近、韓国関連の本や映画やTV番組を手広く見たり読んだりしている。今日日、W杯のせいで韓国ブームなのでそのようなタイトルはいくらでもある。
 そんな中、NHKで正月に放送された『韓国のおばちゃんはえらい』というドラマを見ていたら、BGMになんだか聞き覚えのあるマーチ調の曲が流れていた。昔なつかしい『スター誕生!』のオープニングテーマによく似たメロディだ。
 いったい、この曲の正体は何なのか? なぜスタ誕と似ているのか?
 真相究明への、長い闘いの、始まりだった。(プロジェクトX調)

(ステップ1)ドラマへの使われ方から推測して、どうもオリジナル曲ではなく一般に知られている曲らしいと思い、まずはいつも利用しているたずね歌掲示板でメロディを提示して情報を乞うてみた。すると韓国のラジオ放送で聞いたことがあるとのお返事。やはり韓国に存在する曲だとわかる。

(ステップ2)今度は韓国人の同僚に飲み会の席で聞いてみた。メロディを口ずさむと、彼はすぐさま合唱してくれた。有名な曲なのだと確信した。しかし「題名は何ていうの?」「そんなことはいいから、飲もう」…教えてもらえなかった。

(ステップ3)何日か経って、NHKハングル講座のウェブページを見ていた。この番組には毎月1曲韓国の曲を取り上げて神野美伽が歌うコーナーがある。そこで歌われた歌の中に「ソウル讚歌(ソウレチャンガ)」というのがあったことを知る。マーチ調の軽快な曲だという。これではないかと直感した。しかし、惜しいことに放送日はとうに過ぎていて、TVでは聴けない。

(ステップ4)ついにCDを購入して聴いてみることにした。目当ての「ソウル讚歌」が始まる。スピーカーから軽快なドラムの連打が響いてくる。まさにあのドラマのBGMだった。やった、と叫んだ。(ちょっとオーバー)

 私以外にも「ソウル讚歌」とスタ誕のテーマがそっくりだと指摘している個人ウェブページがあった。まあ、あのドラマを見た30代半ば〜40代半ばの人は全員同じことを思ったかもしれない。その頁によれば「ソウル讚歌」のほうが古いらしい。スタ誕の音楽担当が誰だったのか知らないけど、パクリか? 偶然か? それとも、特に韓国系の人々に向けた芸能界をめざせというメッセージか? うーむ。♪旅はまだ終わらない…(ていうか始まってもいない)。

・追記:その後、この歌が聴ける頁を発見。「讚歌」でなく「賛歌」で検索すればよかったのだ。ちぇっ。