フォント

 そんなわけで(どんなわけだ)3月には3回も上京してしまった。4月は石川県から一歩も出ない予定。いや決めなくても。3月も終りという頃に東京で雪が降ったのにはビックリだったが、いくらなんでももう降らないだろうな。春が来た! と書いてもいい…かな?
 旅行中はまんが喫茶やインターネットカフェでネットしていたのだけど、今回改めてWindows機で自分の頁を見て重大な過ちに気付いた。Windowsでは漢字・かなの幅が字によって違うんだね。普段使っているMacUNIXでは、全角でフォントサイズが同じなら幅は字によらず一定なので、それを利用して今まで耳コピのギターコードダイヤグラムをテキストの●や−で描いていた。しかしそれをWindowsで表示すると、●と−で幅が違うのでダイヤグラムの形が崩れてしまうのであった。すべて画像で載せなければならないのかな。ああ面倒臭い。それでなくてもInternet ExplorerNetscapeでは字体や行間が違っていたりする。字のバランスや美しさがないがしろにされており、ネットの世界では文字は完全に情報であって美術的要素を全く持たないことを実感する。印刷の世界では活字は情報を伝えるだけでなく、その造形が視覚に作用する効果も重要だ。だからこそ何百種類ものフォントが開発されてきた。レタリングに興味がある方ならネットのテキストは物足りないと思うはずだ。将来、ブラウザの機能が充実したら、様々なフォントを表示できるようになるのかもしれないけど、それでも紙の本は無くならないだろうね。
 ところで高速通信回線を導入している渋谷のネットカフェに行った。通信速度1.6Mbpsということで、なるほど自宅や他所のカフェでは現れるのに何十秒もかかる頁が一瞬にして現れるので気持ち良い。表示待ちのロスタイムが限りなくゼロに近付くなら、30分380円という料金も高くはないかも。