日記

国名略記について続報。日本と他国をあらわす時にしばしば「日米」「日独伊」などと書くわけだが、略記法がない(または、略記法が広く知られていない)国が相手の場合どうなるか。実際に手元に来た文書を見てみる。

「日ポーランド○○プロジェクト」

「日イスラエル△△委員会」

なんだかなあ。「本」一文字だけ省略するくらいなら両方フルネームでもいいのでは? またはすべての国に漢字一文字の略記法を用意することも考えられるが、これは覚えるのが大変か。
それで思い出した。かつて中国の周期律表を見る機会があり、向こうでは元素名はすべて漢字一文字で表記することを知った。金属元素には金へんの漢字、気体元素には気がまえの漢字が使われている。モリブデンは金へんに目、タングステンは金へんに烏というように、日本ではお目にかかれない珍しい字のオンパレードだ。たぶん新しい元素が発見されるたびに新しい漢字を作ったのだろう。そうか、本場では今も新しい漢字が生まれ続けているのか。