へんな家、へんな歌、へんな歌手

 1983 年にみんなのうたで放送された『へんな家!』という歌、軽快なリズムが好きで時々脳内再生している(場合によっては実際に口笛再生している)。歌っていたのはレミー・ブリッカという、1人で沢山の楽器を演奏しながら歌う大道芸人的なフランスの歌手。上記リンク先の映像にもパフォーマンスする姿が映っている。この人いまどうしてるんだろうと思って調べたら、ジュリアン・ドレの Les Limites (2008) の PV に登場しているという。

 あっ、この PV 当時観ていたよ! まさかクライマックスで画面を横切る謎の芸人がレミー・ブリッカだとは気付かなかった。でも今観たら背中の太鼓にデカデカと Rémy Bricka と書いてあるわ。迂闊だった。この歌の PV は3バージョンあるらしいけど全てに同じような役回りで登場している。撮影時は 59 歳か。30 代だった『へんな家!』の頃から芸風が全く変わってなくて、さすがだ。

 元歌の La Casa という曲名は単なる「家」という単語だから検索で見つけにくい。なんとか1つ、原語版らしき子供向けアニメ映像を見つけた。スペイン語の曲なのに「みんなのうた」ではあえてフランス人を起用したところが面白い。たしか当時のテキストの放送曲目ラインナップの中で最初に紹介されていたのを覚えている。番組としては力を入れた一曲だったのだろう。