低炭水化物ダイエット・総括

「2 月 8 日から始めた低炭水化物ダイエットですが、開始から約半年経ったので、このへんで一区切りつけたいと思います」
「こうして見ると確かに効果ありますね」
「ええ。細かい上下はありますが、開始時に比べてだいたい 8 kg 絞ることができました!」
「でも、よく見ると 6 月頭にはほとんど今の体重に到達してますよ。つまり 4 ヶ月で 8 kg 減って、その後は停滞している」
「うーん…。見方によっては、標準体重が実は 70 kg あたりにあったと考えることもできるのでは? これまでは一般的な公式に従って自分の身長 170 cm をもとに標準体重を 63.6 kg と算出していましたが、理想的な体重は体質にもよりますよね。例えば骨がしっかりしていれば真の理想体重は多めになるでしょう」
「いや、どう見ても、それまで大体予定通りのペースで頑張っていたのが、 6 月中旬を境に急にやる気を失くしたかのように見えます。 6 月中旬頃に何があったんですか?」
「いやぁ、特に何も…。日記を見返してみても思い当たることは…。あっ、19 日から数日間に渡って久しぶりに米飯を食べています」
「なるほど! それがきっかけで『こんな美味いものを食べられないダイエットなんてどうでもいいや』という潜在意識が働いてしまったんですね」
「どうだろう…」
「あるいは 70 kg という数値を、心の底で一つの達成目標と定めていたということは?」
「それはあるかもしれません。最初の頃に家族に『70 kg を切る』と宣言していましたし、本当に 13 年ぶりに 70 kg を切った時は当然、達成感がありましたよ」
「ふむ」
「今回のダイエット中は『米飯を避ける』『炭水化物は1日2食まで』『夜9時以降の飲食を避ける』『チョコレートを控える』というルールを定めていましたが、チョコレートと夜の飲食は、実際に 70 kg を達成したとたんにグダグダになってしまいました」
「逆に言うと、その2つは除外してもあとの2つで 70 kg 前後をキープすることはできる、と」
「まあそうなりますね」
「4つのルールをさらに続ければ、もっと減らす事もできるんじゃないですか?」
「そうですね。でも 8 kg 減らして気付いたのは、たしかにベルトの穴は1〜2個シフトしましたが、残念ながら腹と尻が出っ張っているという体型自体は変わらないということです。職場で相部屋の同僚からも、ダイエットしていたなんて気付かなかったと言われました」
「たしかに、体型自体を変えるには何か他の方策も必要でしょうね。運動とかプロテインとか」
「ううむ…」
「では今後の方針についてどうぞ」
「グラフをブログに載せることはひとまず終了しますが、毎日の計量は続けますし、70 ± 0.5 kg くらいの範囲でキープできるよう、引き続き食事にも気をつけたいと思います。『炭水化物は2食まで』と『夕食後は飲み食いせず3時間は活動する』という2つのルールを残します。チョコレートと米飯は解禁させていただきます」
「新たに何か始めないんですか? 運動とか」
「始めません(キッパリ)」
「……」