時事

内閣不信任決議案を否決
 震災が起こった後に「今回の地震は今後の日本にいくつかは良いことをもたらすと思う」と書いた。その1つは、与野党が不毛な足の引っ張り合いをやめて、党派を超えて国の復興に力を合わせるのではないかという期待だった。当初はそういう前向きな発言する政治家がいたのだった。しかし3ヶ月たてば元の木阿弥で、かなり失望した。
 復興のための大連立という建前はあっても、結局はこの不信任案は自民党が政権を奪取するための目論見以外のものではないだろう。首相を替えるだけで原発の危機が収束するはずもないし、そもそも原発事故の一因は自民党政権時代のずさんな原発設計にあったのではないのか? いま自民党に政権が戻って国民が喜ぶとはとても思えん。
 じつのところ、不測の事態が起こるたびに組織のトップを引きずり下ろすという世論の風潮が、昔から自分には理解できないのだ。トップの辞任では何も解決しない。トップは事態を収拾するまでトップの地位に留まる責任があるとは世間は考えないのだろうか。いまはまだ首相を替えたり政権交代を画策したりするときではないと思う。

大阪府、君が代条例成立
 なぜ校歌でも市歌でも府歌でも地球歌でもなく国歌が強要されるのか、どなたかわかりやすく教えて下さい。