レターサイズ

 友人 S 氏のブログで Power Point のページサイズについて語られていたのをきっかけに少し考えをめぐらせたり。
 米国で使われている一般的な書類サイズはいわゆるレターサイズ [Wikipedia] で、雑誌も多くがこの判型になっている。大きさは 11 in. × 8.5 in. ( in.:インチ) という少しずんぐりした形。A4 判と違って半分に切ったら元の相似形になるわけでもなし、なぜこんな半端な数字を採用したのかずっと前から不思議だった。一方 PowerPoint のデフォルトのページ設定が 10 in. × 7.5 in. であるのはまだ理解できる。10 はキリの良い数字だし、アスペクト比 4:3 はテレビ画面にも使われてきた単純な整数比だし。すると米国で PowerPoint を使う人は通常 10 in. × 7.5 in. の領域に内容を書いて 11 in. x 8.5 in. の用紙に刷るんだね。
 …ここまで考えて気がついた。はじめに書類の有効サイズを 10 in. × 7.5 in. と決めて、次にその上下左右にそれぞれ幅 0.5 in. の余白を設けた結果、11 in. × 8.5 in. という用紙サイズが決まったのではないかと。真偽は知らない。あるいは米国ではそんなの常識だよと言われるかもしれないが、自分で発見して自分の中で腑に落ちたので満足。

 いつも仏語に辟易しているから、せめて英語が通用する国に住みたいと夢見たりもするけど、米国も英国も度量衡がヤード・ポンドだから困ってしまう。英語とメートル法が共に通用する国となると、インドあたりになるのか? 日本語とメートル法の通用する国に住めるのが一番便利には違いないな。