Congratulations !

 同居人(日本人)は昨日職場でロシア人同僚から「おめでとう」を言われたという。はやぶさ小惑星から帰還した件である。意外に外国でも注目されている。当地のテレビニュースでも取り上げていた。旅の途中で何度も困難に直面するも、そのたびに解決策を見つけ出して、ついにゴールまでたどり着いたという経緯がじつにドラマチック。今思ったけど、最後に希望の結晶を人々に託し、役割を終えた自分は燃え尽きてしまうという結末も(予定通りとはいえ)、まさに日本人の心の琴線に触れる物語要素だといえる。
 私も今日、共同研究先で仏人同僚から「君は日本人だったね。おめでとう!」と言われた。「ああ、宇宙船のこと?」と聞いたら「いや、サッカー」。うん、これも喜ばしいニュースですね。見てなかったけど。閉塞感に満ちた日本全体の雰囲気が少しでも前向きになればよいと思う。