さあ 楽しい科学の時間デス

 パリにて 15 分の英語プレゼン。ただでさえプレゼンの準備は疲れるし、ましてや英語プレゼンはもっと疲れる(仏語だったらその百倍疲れるだろうけど)。ある申請のためのインタビューだったのだけど、事前調査では採択される見込みは非常に低いという。でもだからこそ肩の荷を下ろして、プレッシャー無しで存分にショーに徹すればいい、というアドバイスも受けた。喋る内容をひととおり頭に入れて、会場に向かう間、タイトルの言葉を頭の中で唱えていた。『のだめカンタービレ』のシュトレーゼマンの台詞のもじりですね。
 本番では、完全に噛まずに滑らかに喋ることはできなかったし、時間もオーバーして途中で「結論に行って下さい」と言われてしまったけれど、自分としてはできることは全部やった。練習の甲斐あって、自分の仕事を卑下することなく、面白さを強調するプレゼンができた気がする。発表後の審査員とのディスカッションも楽しむことができた。願わくば(結果はどうあれ)審査員諸氏も私とのひとときを楽しまれたことを。

 会場はピエール・マリー・キュリー大学のキャンパスの一つらしい。百年前くらいの古い校舎に感激して此処に載せるための写真を撮っていたら、守衛が来て撮影禁止と言われてしまった。かわりにオステルリッツ駅のライトアップを。