いい栄養の補充するものです。

 インド人同僚が教えてくれた Petite Arche エリアにあるアジア食材店「Paris store」に昨日行ってみた。普段行っている町中のアジア食材店より、格段に広くて品揃えが良い。食器や調理器具もある。そうか、丼とかはここで買えばよかったのか。
 パリの日本食材店に行かないと買えない、と思っていた物もある。そして日本食材店では本当に日本の食材しか売っていないけど、この店ではアジアの異なる国の食材が同じ棚に混在していて面白い。ちょっと‘円都’みたいな雰囲気。たまには他国のお菓子や麺類に手を伸ばしてみようか、という気になる。

 日本語で品名表示されている食品がいっぱい。もっとも、そのうちの8割はタイトルだけが日本語で、袋に記載されている説明文はフランス語や中国語だったりする。それらの製造国は台湾、韓国、中国あたり。日本語の文が書かれていたら、ほとんどは残念な文法である。
 写真の「こんにゃく玄米ロールー」(台湾製)についていた説明も…最初チーズを肯定しているのか否定しているのかわからなかった。「確かにチーズはいい食べ物です。しかし…」と続くのかと思った。あと「こくもの」って何だよ、とも思ったけど、これは私が無知でした。穀物のことを昔は「こくもの」と呼んだんですね。まあ現代では奇妙な用法なのは間違いない。

 「エセ日本食品」市場がこれほど大きいとは知らなかった。買って行く客の多くはフランス人で日本語は読まないし、少数の日本人が買ったとしてもヘンな日本語文章が問題になるほどではないということだろうな。
 でもこの「こんにゃく玄米ロールー」は食べてみたら予想以上にハマった。明治カールに似た風味、だがもう少しどっしりした歯応え。チーズと青海苔の香ばしさ。クセになる。太りそう。